時代は高度成長期、銀座のおしゃれスポット『ＰＬＡＺＡ』誕生

あらゆるライフスタイルが欧米の影響を受けていた、高度成長期真っ只中の1966年。銀座ソニービルの開業とともに、「アメリカンスタイルのドラッグストア」として『ＰＬＡＺＡ』（当時、ソニープラザ）は誕生しました。
店内には、海外直輸入のお菓子やおしゃれな日用品、ステーショナリーなどが並び、海外の雰囲気そのもの。日本初上陸のアイテムも多く、その中からたくさんのヒット商品が生まれました。

憧れのアメリカ、
ＰＬＡＺＡはトレンド発信基地へ

大阪で開催された万博博覧会をきっかけに、海外の影響を受けながらも日本独自の文化が作られていった1970年代。当時は海外へ旅行する人も少なく、アメリカはまだまだ遠い異国の地。そんな時代にＰＬＡＺＡ（当時、ソニープラザ）が直輸入したアイテムは、まさに憧れの品でした。それまでの日本人の暮らしぶりにはない、欧米の香り漂うＰＬＡＺＡは、トレンド発信基地となっていったのです。

バブル景気時代、
モノとコトから文化を作る存在へ

バブル景気で日本中が盛り上がっていた1980年代。ブランド品を身につけていなければ流行に乗り遅れてしまうというほど、きらびやかな時代でした。雑貨も直輸入ブランドアイテムが大人気。ＰＬＡＺＡ（当時、ソニープラザ）でしか取扱いがなかったアメリカのシャンプー＆リンス「アグリー」は、朝シャン習慣とともにヒットしました。ＰＬＡＺＡはモトとコトによって、常に新しいブームメントを生みだし続けていました。

自分らしさの追求と「女子高生ブーム」、 新しい波はＰＬＡＺＡから

バブル景気が終わった1990年代は“自分らしさ”を追い求める時代へ。本物志向、ナチュラル志向が強くなりました。一方で、感性豊かな女子高生たちの消費が注目を集めます。ルーズソックスの火付け役「イージースミス」のソックスをはじめ、「スウォッチ」の腕時計、「ティッキー」のシャープペンシルなど、メガヒットアイテムが次々と生まれていきました。「新しいヒットの予感がつかめる店」として、ＰＬＡＺＡ(当時、ソニープラザ)は多くの女性から支持されました。

デジタルの衝撃、新たなる価値の発見へ

2000年代に入ると、景気は低迷しながらも、インターネットや携帯電話を介したビジネスが急成長。従来のビジネスモデルがくずれ、新しい消費の流れが誕生しました。情報は世界同時に発せられる時代となり、海外の商品が珍しいものではなくなりました。
そんな中、ＰＬＡＺＡでは新たなる価値を見出すため、オリジナルブランドの確立やECサイト設立など、時代の流れと共に柔軟に変化し続けました。

「フォトジェニック」の時代、
これからも世界から新しい驚きを

景気の回復が不透明ななか、顧客のニーズはますます多様化、細分化してきました。スマートフォンの急速な普及に伴い、Twitter、InstagramなどSNSでの情報交換が活発となります。「フォトジェニック消費」という言葉が生まれSNSからヒット商品が登場しつつあります。ＰＬＡＺＡはさらなるファンとのコミュニケーションを目指し、多様化するニーズに応えるためライフスタイルの提案力を高めていきます。