PROJECT INTERVIEW

Nice to meet me!

かわいいだけじゃないPLAZAらしい発信

プロジェクトメンバー

写真左から、PR・コミュニケーション部 PR課:中村(か)、商品三部 F&A課:櫻井、事業戦略室 担当課長:中村(優)、商品三部 F&A課:長澤

社員の自発的な提議から生まれたこころとからだの健康を考えるプロジェクト

2022年に立ち上がった「Nice to meet me!」は、あらゆる世代のこころとからだに新しい出会いを届けるプロジェクトです。同年にはPLAZA初のオリジナルパッケージのオーガニック生理用ナプキン「The Week Sanitary Pad」(以下、The Week)を発売し、2023年にはPLAZAオリジナルサニタリーショーツ「SaniBuddy」を発売しています。サニタリー用品の開発はPLAZAとしても新しい取り組みだと思うのですが、このプロジェクトはどう始まったものなのでしょうか?

中村 (優):ひとつのきっかけは、コロナ禍でした。それまで「当たり前」だったワクワクする買い物体験が難しくなり、身体だけでなく心も不安定になっていく方が増えていくなかで、健康のありがたさや心身を労る重要性を考えなおしていました。PLAZAから、健やかに生きることの大切さを考えられるような取り組みに挑戦できないかと考えていたことが、今回のプロジェクトへとつながりました。

櫻井:生活を楽しむためにはまず健康でなければいけませんし、こころとからだに向き合うきっかけをつくる活動を始めたいと考えたのです。初めからプロジェクト名が決まっていたわけではなく、どんな商品を開発するかも決まっていたわけではありませんでした。お客様にも働くスタッフにも女性が多く、女性の健康を考えると”生理”は無視できないと考え、サニタリー関連商品の開発に行きつきました。

長澤:具体的なアイデアとしては商品の方が先に定まり、開発を進めるなかで「Nice to meet me!」というプロジェクト名が生まれましたね。プロジェクト名が決まったことで、商品開発だけでなくやりたいことが増えていったように思います。2020年の11月に構想がはじまり、そこから2022年3月の発売に向けてさまざまな準備が進んでいきました。

生理用ナプキンのThe Weekが先に形になっていたのですね。

櫻井:もっとも、The Weekをつくるまでもかなり議論を行いました。こころとからだの健康にフォーカスし、まずはオリジナルパッケージの生理用品をつくるアイデアが生まれ、PLAZAに並ぶ商品のようにお菓子や雑貨感覚で買える生理用品をつくるという目標は早期に定まったのですが、果たしてそれが私たちの目指すべき姿なのか議論と検証に時間をかけていました。

長澤:社内でアンケートもとりましたし、商品のコンセプトついても、パッケージデザインについても、さまざまな検証を行いましたよね。

櫻井:製品自体は他社のものを採用しているものの、その製品がこのプロジェクトにマッチしているのか、社内のメンバーに使用してもらうこともありましたし、レビューも集めました。

「かわいい」だけでなく背景の思いを伝える

プロジェクトメンバーだけではなく、社内の方々を巻き込みながら商品開発が進んでいった、と。

中村 (か):私は当時まだプロジェクトに参画していなかったので、一社員として開発の様子を見ていました。ある日プロジェクトチームから、何十種類ものパッケージへフィードバックを求めるアンケートが届いたのです。その時すでにかわいいデザインがたくさんあって、どれがいいのだろうと悩みながら投票したことを覚えています。

櫻井:特にパッケージデザインについては決めるのが大変でしたね。サニタリーグッズはデリケートな領域ですし、一歩間違えると物議を醸してしまうこともありえる。楽しい・かわいいだけでなく、お客様が敏感に反応するのはどこなのか議論していました。

長澤:単純な投票の数だけならこのデザインだけど、本当にこれでいいのだろうか……とまた一から考えなおして。The Weekという名前も何度も決めなおしながらたどり着いたものでした。

櫻井:やはりPLAZAには雑貨やお菓子がたくさん並んでいるので、そこに置いてあって違和感のないもの、お客様が自然に手に取りたくなるデザインを追求していましたね。同時に、かわいく気分があがるパッケージはもちろんのこと、きちんと生理用品とわかるデザインを選定するなかで最終的なデザインが決まりました。

PLAZAとしても新しい取り組みですし、広報においても注意しなければいけないことが多そうですね。

中村 (か):単に「かわいいパッケージの生理用ナプキンをつくりました」と打ち出すだけではなく、中身にもこだわった製品を採用していますし、プロジェクト自体のコンセプトもしっかり定まっているので、かわいさだけを売りにしないよう意識していました。もちろんメディアで取り上げられる際はかわいいパッケージが注目されることも多いのですが、私たち自身が発信するときは第一衛材さんの製品を使ったオーガニック生理用ナプキンであることや、こうしたパッケージになった経緯についてもお伝えすることを意識しています。

SaniBuddyを発売した際も、製作のプロセスやプロダクトに込めた思いを打ち出すようにしていました。リリースのなかに担当者のメッセージを盛り込み、PR TIMESでは通常のリリースだけでなくストーリー形式の記事も発信するなど、きちんとプロダクトの背景を伝えることは必要不可欠でした。

生理用品の既成概念を打ち壊すプロダクト

2025年1月には「ポケモン」とタイアップしたThe Weekを発表されるなど、プロジェクトの展開の幅が広がっていますね。

中村 (か):もっと幅広い方々に手にとっていただくための取り組みを考えるなかで、株式会社ポケモン様とのお取り組みが実現しました。店舗で販売するのではなく、全国の学校やPTAから募集を受け付けて無料で配布しました。

ポケモンをパッケージにデザインするにあたり、プロジェクトメンバー内での議論を通じてどのポケモンを採用するか決められたのも嬉しかったです。ポケモンのかわいさだけでなく、それぞれの特徴を意識するようにしていました。

ポケモンの特徴、ですか?

中村 (か):たとえばカビゴンなら眠っているとき以外はつねにエサを食べているとか、コダックはいつも頭痛に悩まされているなど、ポケモンごとにいろいろな特徴がありますよね。それって女性の生理のあり方にも通じる部分があると思ったのです。さまざまなポケモンの組み合わせを見ていただいて、トレーナーがポケモンと一緒に行動するように、The Weekを“バディ”として持ち歩いていただきたいと考えました。

ポケモン様とのお取り組みに限らず、The WeekやSaniBuddyの発売以降、どんな反応がありましたか?

長澤:生理用ナプキンは基本的には自分用に購入される方が多いのですが、The Weekの場合は海外のお菓子の様なパッケージなのでギフトにできるとか、友人からナプキンを借りたときにお返しとして渡しやすいというコメントをいただけたのは嬉しかったですね。

櫻井:生理用品は、隠すものだと考えられがちですが、The Weekは見せびらかしたいくらいかわいいとSNSに投稿してくださった方もいましたね。「かわいい」というきっかけからThe WeekやSaniBuddyに興味をもって下さり、コミュニケーションが生まれたのは、このプロダクトだからこそ実現できたのだと思っています。これこそがPLAZAらしい取り組みだと感じます。

一人ひとりの「熱意」が新たな挑戦へつながる

新たなプロダクトの開発はみなさんにとっても一種の挑戦だったように思いますが、開発を振り返ってみていかがですか?

中村 (か):私はSaniBuddyの開発から参画しましたが、自分が本当に欲しいと思う商品をつくれたことが何より嬉しかったです。これまでずっとPRを務めていて商品開発に携わることがなかったので、みんなでゼロからプロダクトをつくり店頭に届けられたのも貴重な体験でした。自分の「好き」という気持ちをきっかけにさまざまなことに挑戦できるのはPLAZAの魅力でもあります。

長澤:私自身、走るのが好きだったことがきっかけとなって名古屋ウィメンズマラソン2023でThe Weekを会場の仮設トイレに設置させていただくなど、新たな取り組みにもチャレンジできました。逆に私は商品開発に携わっていたので、PRも含めお客様への届け方を考えられたのは面白かったですね。PLAZAは、やりたいことを声に出してみたら叶ってしまうのが面白い。

櫻井:Nice to meet me!のような社内プロジェクトがあることで、自分の担当部署を超えて幅広いプロセスに携われたことは大事な経験になったと感じます。このおかげで自分が所属する部署の業務にもフィードバックが生まれていますよね。自分が伝えたいこと、つくりたいもの、実現したいことへの熱量がある人にとっては、魅力的な環境だと思います。

今後Nice to meet me!はどのように続いていくのでしょうか?

中村 (優):PLAZAはどうしても「商品」がないと事業につながりにくい側面があるのですが、私たちの活動自体に意義があるものとして継続していきたいです。PLAZAあってのNice to meet me!ですし、ただかわいいもの・ワクワクするものをつくるだけではなく、その楽しさを享受するために誰もが健康で幸せに暮らすことが大事だと多くの人に伝えていきたいです。

ビジネスの観点から見ても、Nice to meet me!はこれまでのPLAZAにはない広がりを生み出すものでもあります。一社だけでの活動には限界があるので、今後も多くの企業様と積極的に取り組みを行っていきたいです。このプロジェクトは会社からやらされているものではなく、私たち自身が発案し、実行しているものですから。

PLAZAというとかわいい輸入雑貨やお菓子を思い浮かべる方が多いと思います。しかし本質を捉え、意志をもって提案すればNice to meet me!の様なプロジェクトを立ち上げることが出来ます。むしろ自ら問題意識を持ちチャレンジ精神を発揮し、発案する方が活躍できる会社です。年次関係なく社員のアイデアを実現できる環境があります。このプロジェクトに参加したい!越えるような新たなプロジェクトを作りたい!そんな熱意のある方々がPLAZAに増えて下さることを願っています。