Mr.Porter Pop-Up Store
すっきりと晴れたニューヨークはやっと夏らしく暑くなってきました。
ふと横を見れば新聞の販売機も、溶けかかっているほど。。。ニューヨークらしいユーモアです。
ところで先日、ミートパッキングにオープンした高級メンズオンラインストア「Mr.Porter(ミスター ポーター)」のポップアップストアに行ってきました。
飾られているポスターの2人はアメリカで今人気のドラマ「SUITS(スーツ)」の主役の2人。このドラマの見所は弁護士のストーリーだけでなく、この2人のスーツの着こなし。
店内では、大きなタッチパネルのスクリーンがあり、中央の男性の画像に気に入ったアイテムをドラッグしてのせていくと、そのアイテムがどんどん男性の画像に追加されます。ドラマの主人公2人のスタイルを元に、自分なりの着こなしを作る事が出来ます。
画面上だけでなく実際にミスターポーターセレクトのネクタイや眼鏡、カフスなども揃っています。
その他店内には優秀な弁護士の書斎を思わせるような重厚でシックなリラックススペースや、
「出来る男は身だしなみから」ということで、靴磨きのスペース
日本でも人気の「Aesop(イソップ)」のコーナーも併設されていました。
粋なこだわりに溢れた男性の為のポップアップストアでした。
Mr.Porter Pop-Up Store
72 Gansevoort Street
STORY
リーマンショック以降、ニューヨークではポップアップストア(期間限定ストア)がとても盛んです。そこで、数週間の周期で定期的に店のコンセプトが代わり、雑誌のような感覚でいろいろなテーマを楽しむ事が出来るポップアップストア「STORY(ストーリー)」に行ってきました。
新しいテーマは「ニューヨーク」。オンラインサイト「Coolhunting」とコラボレーションして、ニューヨークにまつわるものが沢山ありました。
おなじみの「I LOVE NY」が描かれたマグやニューヨークをテーマにしたお土産のようなものから
ニューヨークの歴史が書かれた本やファッション、グルメに関する本まで集められています。
最近ニューヨーカーに注目されているのが、N.Y.で作られている、環境や地域に優しいローカルフードです。グラノラやピクルスなど、個性ある小さな作り手が作っています。
ル・コルドン・ブルーを卒業した2人のシェフが、ブルックリンの小さな工場で手作りで作っているキャンディ。
箱の素材にはそのキャンドルの匂いの植物の種がそれぞれ含まれていて、土に植えると植物が生えてくるエコキャンドル。
タトゥーが入っている人も多いニューヨークで考え出された、可愛いポップな絵柄や色のタトゥーシールで、「Who says forever is better?(一生消えないほうがいいなんて誰が言った?)」がコンセプト。
ブルックリンのトイストアから生まれたフェイスブックの「Like(いいね)!」のスタンプ。フェイスブックにはない「Dislike(嫌い)!」もあり、ユーモアたっぷり。
店舗の中に裁縫工場があり、オーダーメイドで有名な3x1(スリーバイワン)のデニム。
ニューヨークの文化が堪能できるポップアップショップは期間限定で8月19日まで。
Story
144 Tenth Ave.
Tel: (212) 242-4853
thisisstory.com
A Thousand Picnics
ブルックリンのウィリアムズバーグブリッジのたもとにあるジュエリーストア「A Thousand Picnics(ア サウザンド ピクニックス)」。
このお店は、ジュエリーデザイナー Erica Bradbury(エリカ・ブラッドバリー)とレザージュエリーメーカーのCold Picnic(コールドピクニック)が3月にオープンさせたばかりです。
このエリカ・ブラッドバリーが作る「Species by the Thousands(スピーシーズ バイ ザ サウザンズ)」はブルックリンインディーズデザイン界の「ケビン・ベーコン(出演作品、共演者が多数の為)」と言われ、多くのフリーマーケットやポップアップショップ、セレクトショップで取り扱われています。
彼女の作るジュエリーは動物や骨などをモチーフに真鍮や銅などを使ったユニークなデザインが特徴です。
お店にはジュエリーのほかにも、ガイコツの形をした石鹸、香水を入れられるペンダント、お風呂に入れるハーブ
ギフトにもなりそうな手織りのラグやウールのブランケット、キャンドル
ここでしか手に入らないルームスプレーやオイルなど雑貨も充実しています。
なぜか1つ12ドルのサングラスも。突然の日差しにも対応できます。
アクセサリーだけでなく、ここでしか見つからないお気に入りを見つけられそうです。
A Thousand Picnics
171 S. 4th St., Brooklyn
Tel: (347) 606-8715
The Little Black Jacket Exhibition
この方、どなたかご存知の方も多いはず。
世界一有名なデザイナーの1人、カール・ラガーフェルドの写真展がソーホーで期間限定で開かれました。
この写真展は2012年秋に出版される「The Little Black Jacket: CHANEL's classic revisited by Karl Lagerfeld and Carine Roitfeld(リトル ブラック ジャケット: カール ラガーフェルドとカリーヌ ロワトフェルドによるシャネルのクラシックの再考)」という写真集を記念したもの。
入口に大きく飾られているこの後姿は映画「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープが演じた役のモデルとなった、米ヴォーグの名物編集長、アナ・ウィンター。後姿でも迫力があります。
この写真展は、カール・ラガーフェルドの希望で東京で最初に開催され、その後にニューヨーク、台北に移動するそうです。
世界中の男女問わず様々な有名人、アーティスト達が被写体となり、シャネルのブラックジャケットをまとっています。
その中には、歌手の椎名林檎や、
モデルのTAOなど日本人も多く含まれています。中でも印象的だったのが、、、
こちら、ヨーコ・オノをカール・ラガーフェルドが撮りおろした写真とムービーの特設スペースです。
2人は10年来の友人らしく、ヨーコ・オノのリラックスした動きがとても印象的で、彼女が前衛芸術家であったことを思い出させます。
帰りにはヴァネッサ・パラディス、サラ・ジェシカ・パーカー、ダコタ・ファニングの3種類のポスターの中から1つ選べるお土産付きで、大満足の写真展でした。東京、N.Y.で見逃した方も、ウェブサイトで見る事ができるので、興味のある方は見てみてください。
The Little Black Jacket Exhibition
18 Wooster Street, New York, N.Y.
thelittleblackjacket.chanel.com
Toby's Estate Coffee
アメリカ人はコーヒーが大好きだそうです。ある調査によるとアメリカでは一日4億杯ものコーヒーが飲まれているとのこと。
そんなコーヒー好きの集まるブルックリンで人気の「Toby's Estate Coffee(トビーズ エステート コーヒー)」に行ってきました。
店内では地元の人たちがおもいおもいの時間を過ごしながらコーヒーを楽しんでいます。
リラックスした過ごしやすい雰囲気を作り出すのは世界中から集められたインテリアや、
コーヒーの麻袋で作られたクッションです。
人気の秘訣は店内にあるこの大きな機械にありました。これは焙煎機で、コーヒー豆はここで焙煎されるそうです。コーヒーは焙煎後空気に触れると酸化しやすく、匂いも吸収してしまうので、炒りたてが一番美味しいそうです。
コーヒーはオーダーしてから一杯ずつ手で入れてくれます。
ぽたぽたと落ちるコーヒーからいい香りが漂ってきます。
炒りたて入れたてのコーヒーは、マイルドかつ香り豊かで、何杯でも飲みたくなる優しい味でした。
ゆったりとした時間の中で楽しむこだわりのコーヒー、ぜひブルックリンの人たちに混ざって味わってみてください。
Toby's Estate Coffee
125 North Sixth Street, Brooklyn
Tel: (347) 457-6160
www.tobysestate.com.au