優しくて頼りになるお父さん。
困っている人や動物を見ると
放っておけません。
子供思いで料理の得意なお母さん。バーバパパと一緒にいつもみんなを
助けてくれます。
動物好きで心の優しい男の子。
ちょっとすました
おしゃれな女の子。
ダンスが得意。
芸術家で絵を描くのが
大好きな男の子。
発明好きで
科学が得意な男の子。
スポーツ万能の元気者で、
とても食いしん坊な男の子。
読書が大好きな勉強家。
おしゃまな女の子。
音楽が大好きで歌が上手。
おとなしくて
少しはずかしがり屋の
女の子。
バーバパパ一家の愛犬。
愉快な女の子の犬。
作者が語るバーバパパにまつわるヒストリーをご紹介!
バーバパパは、アネット・チゾンさんとタラス・テイラーさんが街角のカフェで、紙製のテーブルクロスにいたずら書きを交換しているうちに誕生しました。当時タラスさんはアメリカからの旅行者で、まだフランス語が話せなかったので、絵を描いてコミュニケーションをとったのです。
バーバパパはフランス語で“おじさんのひげ” (Barbe a Papa)という意味ですが、ふわふわとしたひげのような“綿あめ”のことも、やはりバーバパパと呼んでます。フランスの綿あめはピンク色が多くて、このキャラクターにぴったりだったので「バーバパパ」という名前が付けられました。
ママの色は、パパのピンクにもっとあう色ということで自然に黒を選びました。でも考えてみれば、7人の子どもたちの色をぜんぶまぜれば黒になりますからね。逆にいえば黒を分解したら、7人の子どもたちの鮮やかな色が出現するわけです。ママの色は黒でしかありえないと思いませんか?
モジャは絵を描くのが得意な芸術家。芸術家にはひげやもじゃもじゃした髪の毛が似合うでしょ!
7人の子どもたちは虹を意識して色をつけました。そして、7は日本でもラッキーナンバーでしょ?
彼らだけではなく、子どもというのはみんな、「私はこれが好き」というものを持っているし、それぞれ違う個性の持ち主です。その特性を大事にしてあげたいですね。バーバパパの絵本やアニメにふれた子どもたちが、この7人の子どもたちのだれかに、自分を重ね合わせたり、興味をもって見てくれるとうれしいですね。
バーバパパのしなやかな体は、愛にあふれた彼の心そのものです。家族にだけではなく、困った人や動物のために、いつでもおしみなくその能力を使い、みんなを幸福にします。やさしく、あたたかく、平和を願う、私たちの頼もしい友人です。
まだうまく絵を描けない年齢の子どもでも、なんにでも変身できるバーバパパの絵なら、きっと楽しく描けるはずです。だって、バーバパパの形に決まりはありませんからね。どんな形でも、たとえばそれがただの丸であっても、そこに目と口をかけばバーバパパになるでしょ?それでいいのです。子どもたちが自信を持って表現する機会をもつことにバーバパパが役立てば、作家として最高です。
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