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2025.03.11

【Beauty Tips】ノントリグリセリド処方ってどんなもの?

【ノントリグリセリド処方】とは、化粧品の成分の中に”トリグリセリド(油脂)”とよばれる成分を全く含まないように設計された処方のこと。

 

「そもそもトリグリセリドってなに?」と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますので、今回はトリグリセリドについてのお話と、ノントリグリセリド処方をおすすめしたい肌質の方とその理由をご紹介していきます。

 

「自分にあった化粧品がなかなかみつからない」「いろいろ試してきたけど肌荒れしやすい」「乳液やクリームを使うとテカテカ、ギトギトする」「オイルは苦手だけど肌のごわつきが気になる」といった方は是非最後までご覧くださいね! 

 

 <トリグリセリドについて簡単に説明♪>

普段使っている乳液、クリームなどのスキンケアアイテムや、日焼け止めやメイク下地、メイクアップアイテムなど、化粧品の多くにはオイル成分(油剤)が含まれています。
これらのオイル成分にはたくさんの種類があり、種類によって使い心地や肌への影響などはさまざまです。
 

今回お話する”トリグリセリド”も油の一種で、グリセリンと3つの脂肪酸からなり、またの名を油脂ともいいます。

実はこの”トリグリセリド”は、わたしたちがもつ皮脂の約4割を占めるともいわれており、皮脂の主成分となっているのです!

そんなトリグリセリドが多く含まれる皮脂には、肌をふっくらと柔軟にしたり、
肌表面のpHを弱酸性に整えたりするなど、肌のすこやかな状態を守るという重要なはたらきがあります。

 

ただ皮脂と聞くと、肌荒れにつながったりテカリやギトギトの原因になったりと、ネガティブなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?
実は、こういったイメージは、”トリグリセリド”によるものかも!?
トリグリセリドは、アクネ菌のエサとなり、皮脂が多い状態=”トリグリセリドが多い状態”が続くと、アクネ菌が過剰に増えてしまうことが知られています。

10代後半~30代前半、または脂性肌やインナードライ肌など、特に皮脂が多い人は
自分の肌にあったオイル成分を選ぶことが大切です。

そのため皮脂がきちんとある人は、トリグリセリドが過剰にならないようにトリグリセリドが少ないアイテムや【ノントリグリセリド処方】のアイテムを試してみるなどして、自分の皮脂も活かしつつスキンケアやメイクを楽しむことがおすすめです!